こんにちは、
心理カウンセラーの松田 まゆです。
ふと立ち止まったとき、「心の豊かさとは、一体何なのだろう?」
そう考えることはありませんか?
「毎日一生懸命働いて、家事も育児も頑張っているのに、なぜか心が満たされない…」
『もっとお金に余裕があれば』
『もっと認められなきゃ』
『もっと評価されなきゃ』
そう思いながら日々を過ごしていませんか?
これらは私が以前、感じていた心の声です。
私たちは小さい頃から、「お金があれば幸せ」「認められれば幸せ」というイメージを自然と刷り込まれてきました。
SNSを見ていると、誰かの華やかな投稿が“幸せのかたち”のように思えて、つい自分と比べてしまうことがありますよね。
でも、その投稿を見て「私もそうなりたい」と憧れの気持ちを抱くほど、心の中で“今の自分はまだ足りない”という気持ちが膨らんでいくものです。
今回の記事では、「心の豊かさとは何か」というテーマで、頑張り屋なあなたが頑張っても満たされない本当の理由と、他人の評価に依存しない心の満たし方について、3つのステップでお伝えします。
あなたが本当の幸せについて考えるきっかけになれば嬉しいです。
心の豊かさとは「外側」にはない?幸せが続かない理由
お金や評価など、外側のものを得ることで一時的に幸せを感じるのは自然なことです。
- お給料が上がったとき
- 職場で上司に褒められたとき
- SNSで「いいね」がたくさんついたとき
その瞬間は嬉しい。でも、しばらくするとその気持ちが消えているなと思いませんか?
それは、その幸せが「刺激」によって感じられるもので、時間が経つと薄れていくものだから。つまり”一過性の幸せ”なんです。
たとえば、お給料が上がったとき。
最初は嬉しいけれど、慣れてくるとそれが当たり前になってしまい、また『もっと欲しい』と感じてしまう。
上司から『頑張ってるね』と褒めてもらえたときも、一瞬嬉しいけれど、逆に『もっと頑張らなきゃ』とプレッシャーを感じてしまう。
『もっとお金があれば、心にゆとりができるのに』
『もっと認められれば、満たされるのに』
そう思うのは自然なことです。
でも実は、その『もっとあれば』という考え方そのものが、心を満たされない状態にしているんです。
「足りない」と感じる心の仕組み
「もっとお金があれば幸せになれる」
「もっと認められれば満たされる」
そんなふうに感じる方も多いと思います。
もちろん、お金は生きていくうえで大切なものですし、生活を支えるために必要な存在です。認められることも、嬉しいことです。
でも、この記事でお伝えしたいのは、
お金や評価という外側のものをどれだけ持っているかではなく、
自分の内側でどれだけ幸せを感じられるかを大切にしてほしいということなんです。
お金や評価を幸せの基準にしてしまうと、どうしても他人との比較が始まります。
「あの人のほうが収入が高い」
「あの人のほうが評価されている」
「もっと頑張らなきゃ」
そう思うほど、心の中の焦りや不安が強くなってしまうんです。そして、今の自分の人生を否定するような感覚に陥ってしまうことも。
じつは、その状態がストレスを生み出し、それを解消するためにお酒を飲みすぎたり食べすぎたり、何かを衝動買いしたり…。
結果として、「消費」や「浪費」にお金を使ってしまい、さらにお金に対する焦りや不安を感じる、という負のスパイラルに陥ってしまうのです。
でも、本当の幸せって、何かを得たことでもたらされるものではなく、“すでにある幸せ”に気づくことが大切なのです。
幸せは“今ここ”にある|心の豊かさを取り戻す視点
「お金や評価があれば幸せになれる」という思い込みを手放してみると、見える景色が変わります。
お金や評価がどれだけあるかに関係なく、今この瞬間、大切な人と笑い合える時間や、温かいお茶を飲むひとときに幸せを感じられる。
そうやって“今ここ”を味わうことが、心を満たしてくれるんです。
幸せは未来のどこかで手に入れるものではなく、あなたの「今」のこの瞬間にすでにあるんですよ。
10年以上前のことですが、祖母が亡くなったときに和尚さんが説法を説いてくれたのですが、こんな話をしてくれました。
そう和尚さんはその場にいた私たちに向かって質問をしました。
当時、見当もつかなかった私たちに向かって、和尚さんはこう話を続けました。
「当たり前の反対は“有り難し(ありがたし)”です。有ることが難しいと書いて“有り難い”。これまではおばあちゃんがいることも当たり前だった。けれど、亡くなってはじめて、おばあちゃんがいたことも当たり前ではなかったんだと気づく。どんなことも、当たり前ではなく、有り難いことなんですよ」
私はこの話を初めて聞いたとき、涙と衝撃でいっぱいになりました。
この話からも分かるように、私たちは
- 今を生きていること
- 目が見えて、耳が聞こえること
- 雨風をしのげる家の中で住めること
- 誰かと一緒にいられること
- 温かい食事が食べられること
などが、普段は当たり前だと思って見過ごしていたりします。
けれど、今この瞬間がどれだけ幸せなのか、満たされているのかに気づく力。
この力こそ、これからの時代を生きるのに必要なのではないかと私は感じています。
心の豊かさを育むための3つのステップ
ではここからは、実際におすすめの「今ここの幸せ」に気づくための3つのステップをご紹介しますね。
① 今ここにある「当たり前の幸せ」を味わってみる
たとえば、新鮮な空気を吸えること。
安心して眠れるおうちがあること。
朝ごはんを食べられること。
それらは“当たり前”に思えるけれど、実はとても尊いことなんです。
日常の小さな幸せを意識することで、「もうすでに十分に満たされている」ことに気づけます。
もしも書ける方は「感謝日記」という形でノートに書いてみるのもおすすめです。
② 不安や恐れを感じたときは「今それが出てるな」と気づく
不安や恐れを感じたときは、「今、不安を感じてるな」とただ気づく。その状態に気づくだけでOKです。
無理に消そうとしたり、気づかないフリはせずに、「感じている自分」に今の自分が気づくだけで大丈夫。
じつは、今の自分の目の前には不安や怖れの実態はなく、その考えにどっぷりと入り込んでいるから感じているのです。
その状態に気づくことで、やがてその感情は自然に流れていきます。
③ 「本当はどんな自分でいたいか」に気づく
頑張っても満たされないとき、立ち止まって自分に問いかけてみてください。
『私は本当はどうしたい?』
『私は本当はどんな自分でいたい?』
たとえば:
- もっと余裕を持って過ごしたい
- イライラせずに穏やかでいたい
- 自分を責めずに、優しくできる自分でいたい
- 誰かの評価を気にせず、自分らしくいたい
『お金があれば…』『認められれば…』と思っているとき、本当に欲しいのはお金や評価そのものではなく、『こうでありたい自分の状態』なんです。
そして、その状態はお金や評価を待たなくても、今この瞬間から選べます。
穏やかでいたいなら:
- 深呼吸する
- 急ぐのをやめて、一つずつ丁寧にやる
- 『今日はこれだけできればOK』とやることを減らす
自分に優しくしたいなら:
- 『よく頑張ってる』と自分に声をかける
- 完璧じゃなくてもいいと許す
- 好きな飲み物をゆっくり味わう時間を持つ
このように、『どんな自分でいたいか』を明確にして、それを今日から少しずつ実践してみる。
これが、外側に左右されない本当の満たされた生き方なのです。
お金や評価はあなたを幸せにはできない|幸せにできるのはあなた自身
お金や評価があれば得られるものはあるかもしれませんが、それでもお金や評価はあなたを幸せにはしてくれません。
結局のところ、私たち一人ひとりを幸せにできるのは、自分自身だけなのです。
そして、あなたはの価値は、持っているお金の額や周りからの評価によって変わるわけではなく、あなた自身の中にあります。
つまり、あなたは生きているだけで「価値のある存在」で「素晴らしい存在」なのだということ。
ぜひハートに手を当てて、感じてみてくださいね。
まとめ:心の豊かさは、いつも「今ここ」にある

「お金や評価があれば幸せになれる」と私たちはつい考えがちです。
けれども、本当の幸せや心の豊かさは、お金や地位、誰かの評価の中にはありません。
それは、あなたの心の中──“今ここ”を味わう感覚の中にあるのです。
日常の中にある小さな幸せを見つけ、
不安や恐れさえも優しく見守れるようになると、
お金や他者の評価に左右されない「本当の豊かさ」を感じられるようになります。
あなたも今日から、「今の自分で幸せになっていい」と自分に許可を出してみてくださいね。
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